Con-TaktメンバーインタビューVol.5

はじめに

こんにちは、コラボレーションスペースTaktの運営学生団体のCon-Taktです!

Con-Taktへのインタビューシリーズ第5弾は常葉大学と英和学院大学の計2人にお話を聞きました。

インタビュイー(インタビューされる側の人)は常葉大学(造形学部)2年生のMちゃんと英和学院大学(人間社会学部)2年生のAちゃんです。2人ともTakt内外で精力的に多くの活動に取り組んでいます!

今回は年度が代わる期間が近いので、1年間の振り返りとこれからについてのお話を聞きました。

※インタビュアーは静岡県立大学(国際関係学部)2年生

\Vol.4は下記のコラムをご覧ください/

本コラムはこんな人におすすめ

*どんな学生が運営に携わっているのか知りたい人

*大学生が普段どんな活動をしてどんなことを考えているのか知りたい人

*大学2年生がどんなことを考えているのか知りたい人

二人の馴れ初め

Taktの中で二人で話しているのをよく見るけど、どういう繋がりですか?

Mちゃん:
仲良くなったきっかけは24時間イベントで同じ広報チームだったというのがあって。それでAちゃんが連絡をまめに取ってくれてて、私は結構ギリギリになっちゃうことが多かったんだけど、Aちゃんが責任を持って取り組んでくれて「すごいしっかりしてる子だ、これから仲良くなっていきたい!」て思ったことかな。

仕事だけじゃなくて普段からお話しても優しくて、なんでも受け入れてくれるお母さんみたいな存在(笑)友達です!

24時間イベントに関連して、新Con-Takt(Taktの運営学生団体)メンバーとして、そのイベントに取り組んだ感想を教えてください。

Aちゃん:
当日のことは個人的に反省するところが多いんだけど、広報チームとして準備している時には、もともと広報やデザインの経験が無くて模索しながらもうまくできたなと思っている。

あと、Mちゃんが連絡をまめに取ってくれてたと言ってたけど、それが何でかと言うと、1個報告すると(Mちゃんが)10褒めてくれて(笑)

Mちゃん:
すごい仕事ができるし、それで本当に助かってて。新メンバーとは思えない!(※Aちゃんは2023年秋の新メンバー)見えないところでサポートをしてくれてすごく助かった!みんなにも知ってほしい!

1年を振り返って

Taktに関係することもしないことも含めて、1年を振り返ってどうでしたか?

Aちゃん:
英和の学生なので、2年生から学科が人間社会かコミュニティ福祉に振り分けられるんだけど、大学に入る時はコミュニティ福祉の方に進みたいと思っていて。入試でも志望動機を喋って入ったのに、勉強しているうちにあんまり福祉の専門職に就職するのが想像できなくなっちゃて。だから、選択肢は広い方が良いと思って人間社会学科の方に進級することにした。

なんていうんだろう、一度固まったと思った方針を考え直すときに、結構不安で毎日不安だった。それを紛らすために予定を詰め詰めにして安心してた(笑)学友会とかオープンキャンパス実行委員会、あとは福祉系のサークルも。そういうことを色々やってはいたけど、学外でも何かやってみたいと思って。

学外ではどんな活動を見つけたの?

偶然SDGs学生レポーターの活動を見つけて、大学内のお知らせサイトで見つけた。それで、会場がTaktで最初はお役所の会議室みたいなのを想像してたから、家からすごく近くてびっくりした。企業の方にメールでアポを取って取材とかに行った。

5か月で任期が終わった時にCon-Taktの紹介があったんだけど英和生いないだろうな…って悩んでたの。そしたら一番一緒に活動してたSくんから「一緒に入りませんか」って言われて、それがCon-Taktに入るきっかけかな。

そこから3か月ぐらい活動していって今なんですけど、すごい…今までの5年分ぐらいの挑戦だった。話す人も増えたし、みんな他の大学だから新鮮で。毎日家に帰ると「こんなに変わったんだな」ってしみじみする。

こんなに自分で何かできて一緒にやってくれる人がいて環境が大きく変わった一年だった。


Mちゃんは1年を振り返ってどうでしたか?

Mちゃん:
高校の時に受験に失敗しちゃって。それも、生活面で学校に行けなくなっちゃうことが何回かあって。高校の頃の経験を反省して、大学1年生の時はたくさんの人に会って自分を見つめなおしたいという目標があった。それで、2023年2月に時間の管理イベントを開催した。VisionsLabっていう自己分析のやり方とかをサポートする団体に所属する方が参加してくれて出会いがあって、それがきっかけでしっかり自分を見つめなおすことが増えるようになった。

あと、高校の時に価値観が合わない人と出会って悩むことがあったんだけど、その人の個性を認めていくうちにもっと色んな人に会ってみようってなった。

2年生としての1年間はどうでしたか?

Mちゃん:
2年生は「収束」の年にしようと思ってた。造形学部には入ったけど思ってたのと違ってモヤモヤしてた。親とか大学の先生とも相談して、高校生の時は生物選択だったから生物やりたいなって思ってた。編入も考えてたけどちゃんと行きたい理由を言語化できずにそのまま他の大学に行くのは、その時の思い切りで失敗しそうで怖いなと思っちゃって。

過去の経験がなんとなく尾を引いてるだけなのかな、もっと自分を深堀しようって思い直した。自分の軸を2年生のうちに固めて就活できるように自己分析ノートを作っているうちに、自分が悩んでたというのもあって、進路に悩んでる人をサポートする職業に就きたいなと思うようになった。

どうやってサポートしたいですか?

造形学部でイベント企画とか設計みたいな「デザイン思考」も学んできたからそれを活かしてサポートできるのかもなと感じ始めてる。私は「自分が自分が」っていうよりは誰かから頼まれた方がやる気になる。今まで自分がやりたいことって何だろうって考えてたけど、みんなが困っていることを助けるって方向で考えるのが良いのかなと思ってる。

これは最近聞いた話なんだけど、親戚に教育関係者が多いみたいで。だから私もキャリアや教育に興味あるのかなって、びっくりしたんだよね(笑)

造形学部に入ってて違うなと思ったって言っていましたが、どのようなギャップがありましたか?

Mちゃん:
小さい頃、絵をかくのが好きで造形学部のアート系を志望したの。だけど、アートコースの人たちって自分の世界観を持っている人が多くて、私と頭の使い方が違うかもしれないと感じることが増えて。高校の時はアートとは真逆のことをやっていたから、進路を変えて、デジタル系にコースを変更をした。でも、デジタルにも慣れてないから難しくて…。

色々悩むことが多かったから、もし将来のことで何か悩んでいる人がいたら共感できる部分がたくさんあると思う。いつでも相談してね!

「自分に向き合う」っていうのは結構エネルギーを使うことで辛いことだと思うんですけど、その辛いことを乗り越えていてカッコいいなと思います!

まさかの逆インタビュー!?

Mちゃん:
Gちゃん(インタビュアー)の将来のことも聞きたいよね。

G:
舞台の照明をやりたいと思っていて。直接のきっかけはライブ。高校の時は演劇部に入ってて役者志望だったんだけど、厳しいなと思って大学入る前にはあきらめてた。それで、大学は英語が得意という理由で国際関係学部にした。

ライブは去年から行くようになったんだけど、その時に照明のおかげでパフォーマーの動きがこんなにも引き立っていて、照明一つでこんなに雰囲気が変わるんだ…カッコいいなって思って。子供っぽい理由だけど(笑)

Mちゃん:
照明やるときはぜひ呼んで!!

G:
だけど、中々同じ進路に進む人がいなくて大変だなと思っている。ある程度これからの計画は立てているけど上手くいくか不安で、周りに相談するのも難しいなって思ってる。

Mちゃん:
難しいよね…周りに同じ進路の人がいないっていうのは不安だよね。私も同じような経験をして、退学しようかなって考えたこともあった。でも親から止められたり、奨学金も借りていたりしたから退学は怖いなって思って。

でも、自分の軸があって言語化できれば大丈夫。
私は、大学のカウンセラーの方とお話して発散していくうちに、退学して別の分野で勉強することの理由をしっかり考え抜けなくて、別の分野のイメージがついてないんだろうなって思うようになった。それが言語化できる人は自分の軸があるんだと思う。

G:
言語化か…カッコいいから!!かな……難しいね

Mちゃん:
理由のない好きもあるよね。難しい。

Aちゃん:
私カッコいいという理由で心理学選んじゃった(笑)

心理学

Aちゃんが心理学に興味があるって言ってましたが、どこに惹かれましたか?

Aちゃん:
実は大学に入るときに福祉系に行きたいと思っていたけど、でも心理学「だけ」は絶対行かないと思っていて…

それはどうして?

Aちゃん:
こんなこと言ったらゼミから追い出されちゃいそうだけど(笑)心理学ってメンタリストのイメージが強くて、人間関係のことなのかなって思ってて。私は人間関係に対して不器用だったから心理学は満足に学べないかもと思ってた。それで、心理学を勉強している自分が全然想像できなかったから。

福祉系に進むか迷い始めてた時に、オムニバス形式の授業で、今入っている心理学のゼミの先生が授業してた。その授業で心理学のデータを重要視する側面を知って、数学苦手だったけどIT系目指してるから数字に強くなろうと思って。

Mちゃん:
確かにタイピングすごい早いもんね!IT系強そう!

Aちゃん:
タイピング早いだけで…(笑)1~5で心の状態を測るアンケートってあるよね。人間の気持ちでも測れる箇所が存在するんだと思って。

あとは、それを教えてくれてる先生が、今までの大学の先生の中で見たことないくらいむちゃくちゃ楽しそうにしゃべってて。こういう感じで自分の分野が大好きな先生のところで学べば、私も心理学楽しいって思えるかもしれない。もちろん大変なところはあると思うけど、その先生自身に興味を持って心理学を学ぼうって思った。

Mちゃん:
良い先生だね。

Aちゃん:
だけどその先生ゼミ生があんまりいなくて。2年生で私も含めて二人で、しかもすごく広い美術室みたいな教室でゼミをしてる。その子が欠席しちゃうとマンツーマンみたいになっちゃう(笑)贅沢だなぁ。

ゼミではどんなことを学んでいるんですか?

Aちゃん:
結構幅広く学んでいて、その中から先生がテーマを持ってくる感じ。2年生の間は広く学んでどこに興味があるのか捉えていって、これからは絞っていく。元々福祉を学んでいたから教育とか発達に関係する心理学を学んでいくと思う。

IT

IT系に就職したいと思うようになったきっかけはなんですか?

Aちゃん:
父がITエンジニアで、仕事の話を聞いているうちに業界に興味を持ったのがきっかけ。

高校入学時では専門学校に進学するつもりだったけど、高校2年で転校したのをきっかけに、それまでは親の影響が主な理由だった進路を自分ごととして考え直そうと思った。だから大学に入学してからは福祉や経済を勉強して、その分野で就職をすることも考えた。

でも授業でいろいろ勉強するうちに、どの分野でも変化する時代に適応するためにITの必要性が高まっていることを感じて、改めてこの分野に魅力を感じるようになった。

大学では進路の話はしますか?

大学では周囲が資格を取って、福祉や教育の分野で就職する人が多いから進路の話をあまりしない。だから周りと違う進路を選んだのかもって不安に思うこともあった。

でも裏を返せばそれは進路の話をしなくてもいいってことだから、そういう面で疲れてきた時にも楽しく話せる仲間がいるということで少し気楽に思えてきたかもしれない。

3年生の抱負

来年度3年生になってからの抱負を教えてください

Mちゃん:
常葉大学はキャリアとか就職に強いっていう特徴があって、それが理由で私も入学をしたから自分のキャリアをしっかり考えたいと思ってる。自分が悩んでいたことや今大学で学んでいるデザインの手法を手段としてキャリアとか進路で困っている人のサポートをしていきたいと思っていて。3年生になってからはこの業界に合った就活を頑張りたい!(笑)。だから、一言で言うなら「就活頑張る」かな。あとは……自炊。

結婚とかその先の将来を考えたときに出来た方がいいかなって。

Aちゃん:
すごいね。学生のうちに将来を見据えてて。

Aちゃんの抱負を教えてください。

Aちゃん:
学友会長に来年からなるので、それを頑張りたい。

Mちゃん:
すごい!

Aちゃん:
最終的に最高学年が私一人になって。強制ではなかったけど人任せにはしたくなかったのと、Taktのみんなが色んなことを頑張ってるから私もチャレンジしようという気持ちがあった。

他にも頑張ってみたいことはありますか?

Aちゃん:
あと就職について、静岡駅前のカフェで就活相談会があって、IT業界に勤めていた経験をお持ちの方と出会ってお話させていただいた。話を聞かせていただいて、自分も話をする中で、将来やりたいことはもっと細分化して言語化できるようになりたいと思った。
草薙カルテッドでインターンをしていてSNSを担当しているんだけど、それも頑張ろうと思ってる。高校の時は何かに向かって頑張ることが出来なかった。けれど、今は元気になったから何かに腐心する大学生活を送りたいなと思って。

おわりに

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。

二人とも2年生ですが、自分の進路に関して葛藤を抱いたり、それを乗り越えたりして目標に向かって突き進んでいてとてもカッコいいなと思いました。この記事がみなさんの将来のお役に立てたら幸いです。

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