【実施レポート】草薙駅北口の仮囲いデザインコンテストを実施しました!
2月14日まで、JR草薙駅北口の駐輪場建設の為、工事現場の仮囲いがされていたました。
工事を担当されている、静鉄建設(株)さまから、「地域の学生のみなさんと協力して、地域を活気づけるデザインを仮囲いに施したい」というお話を受け、「草薙駅北口を彩る仮囲いデザインコンテスト」を開催しました!
16点の応募をいただき、最優秀賞に選ばれた作品が実際に仮囲いに施工されました。
静鉄建設(株)の社長が直々にお越しくださり、学生さんへの表彰式も行われました。
最優秀賞を受賞した常葉大学造形学部2年 鈴木彩音さんにインタビューを行ったので、実施レポートとしてお届けします。
デザインにこめられた思い
Con-Takt:
この仮囲いのデザインはどんなコンセプトで作成されたのですか?
鈴木さん:
自分が仮囲い前を通り通行人だったとしたら嬉しいことって何だろう…って考えてつくりました。
それで、設置場所が草薙駅の出口なので、草薙から出発する人や1日がんばって帰ってくる人たちに向けて「いってらっしゃい。お帰りなさい。」のコピーを入れました。
一人暮らしをしている人で、なかなか言ってもらえない人でも、あたたかさを感じることができて少しだけ嬉しい気持ちになることができる。
住んでいる人だけでなくても、まちが自分を迎え入れてくれて応援してくれているような気持になれる。言われてほっこりするような言葉をシンプルかつ大胆に、わかりやすく入れました。
Con-Takt:
本当に素敵なデザインだと思います。
実際に施工されたのをみていかがでしたか?
鈴木さん:
実物をみて感動しました。色んな人の目に触れるものとして、自分のデザインが実物になるのは初めてだったので嬉しかったです。
Con-Takt:
静鉄建設さんも絶賛されてましたね!
今回のデザインで苦労したこととか工夫したことはどんなことですか?
鈴木さん:
作る前に、色んな仮囲いの作品をみました。最近の仮囲いのデザインは、主張が激しいものよりも、見た人がほっこりするようなものが多いと、大学の先生も仰っていたので、私もその方向性で作ってみようと思いました。
なおかつ、スタイリッシュで景観に溶け込むようなデザインにするためにシンプルにしました。
あとは優しい印象になるように色選びをしました。黒ではなく少し茶色がかった色や、カラーの部分もくすみカラーにしました。
これだけ大きな作品をつくるのは初めてだったので、文字の大きさも気にしましたね。
豊かな人になりたい
Con-Takt:
細やかなところにも気を使ってデザインしてくださったんですね。
鈴木さんは積極的に色々な活動に参加されている印象がありますが、学生時代にやりたいことや経験したいことなどありますか?
鈴木さん:
人と関わるのが好きなので、色んな人と話したいです。
色んな人の考え方に触れたり、その人の魅力的なところを見ることで、自分の世界も広げて自分自身が豊かな人になれたらなと思います。
それと、高校のときにマーケティングに触れていたんですけど、
商品やサービスを開発する前のリサーチとかに興味があるので、それもあって人の話を聞いてみたいっていうのもあります。
人脈をどんどん広げていきたいです!
最後に
実際に施工されたデザインは、鈴木さんの「見た人があたたかい気持ちになるように」という思いが見事に実現されたもので、デザインの力の大きさを改めて実感しました。
最優秀賞に選ばれなかった作品も、それぞれ個性豊かな素敵な作品でした。
参加いただいた学生の皆さまありがとうございました!