【実施レポート】静岡市と連携して広報チラシの制作を実施

5月〜6月にかけて「静岡市公式LINE 道路損傷等通報システム」の広報チラシの制作を行いました。

制作にあたってご協力いただいた常葉大学造形学部の3年生の有馬 郁奈さん。

以前からコラボレーションスペースTaktをご利用いただき、草薙駅の広告作成でコラボするなどしてきました。

今回取り組んでいただいた有馬さんがどんな人なのか?小学生時代から遡って取材をさせていただきました。

■どんな小学生時代を送っていましたか?

記憶にあるのは毎日友達と遊んでいて、日常的にも絵を描いていました。人と喋るのも好きでした!

描いていたのは女の子のイラストとか、キャラクターの絵とかでしたね。

市民文化会館で掲示がされるような作品に選出されたりすることもあって、イラストレーターと将来の夢は描いていたと思います。

■中学校時代はどうでしたか?

美術部に入って部長をやっていました。

美術部の部長って何をするんですか?

鍵閉めとかコンクールの呼びかけとかですね。

運動部に比べると”部長”って感じではないかもですが。

学校生活でもリーダーとかそういうのもやっていたんですか?

それはそうでもなかったかも。

学校の授業とかクラス活動とかは目立って何かをやるタイプではななくて、

でも仲良くなったグループの中で力を発揮するタイプだったと思います。

■高校は駿河総合高校に進学

するそう(駿河総合の略)はイラストをかけるデジタル設備があったので選びました。

静岡だと絵が書ける高校も少ないし、他に設備がある学校ってなると私立に行くしかなかったんですよね。

部活は中学と同じく美術部に入って、3年時には副部長をしていました。

他にも文化祭のクラスTシャツの作成。図書委員の副委員長もやっていましたが、今振り返ると意外といろんな活動に積極的だったかもしれないですね。

(クラスTシャツはその年の最優秀賞をいただきました)

では将来もデザイン系の仕事をやろうと?

絵を描くのは好きだけど、、仕事にはできないかな?と思っていました。

何かを描いている時よりも、副部長で仕事をしている時に、自分がメインで仕事をするのではなく、誰かのサポートをする方が向いているかもと思ったんです。

なるほど。デザインのスキルも活かしつつ周りをサポートできる存在だったんですね。

ただデザインも引き続き学んでいきたかったのと県外は考えていなかったので、県内でデザインが学べる大学へ進学を決めました。

■いよいよ大学生活突入ですね

1年生の時はコロナもあってオンラインでの授業が多かったので、正直大学生という感覚がなかったです。

夏過ぎまでずっとそんな感じで大学生活大丈夫かな?という思いと、このまま終わるのが悔しいなという思いがあって小中高の友達とイラスト本を作っていました。

大変なスタートでしたね。いつぐらいから前進したんですか?

2年生になってからですね。

ほとんど対面の授業になって、人と直接話せることが増えて嬉しかったのを覚えています。

その中で一緒の熱量でやりたいこととか考えを持っている友達とも出会えました。

オンラインだと一人になっている気持ちだったのと一年目がコロナでつぶれてしまったのもあって、「なにかやらなきゃ」という気持ちが常にある状態でした。

以前はTaktで募集した駅広告の制作のプロジェクトに応募してくれましたね

以前仮囲いのプロジェクトをやったのですが、同じ所のTaktから依頼があるよと先生から連絡があって応募しました。

※詳しくは以前のインタビュー記事から

それをきっかけにTaktを知り運営の皆さんと話をする機会が増えました。

今回は以前とは違ったスタートでしたよね。

そうですね。実は別のプロジェクトの件で問い合わせたらもう埋まっていたので、なにかできることありますか?と聞いたら今回の件を紹介してくれました。

聞いた時に静岡市とのプロジェクトとおっしゃっていたので良い意味で驚きがありました。

■チラシの制作に関わってみて

一人でこういったプロジェクトに取り組むのが初めてだったので不安が大きかったです。

チラシの中身自体は概ね決まっていましたが、デザインに関してはある程度お任せでした。

なのでもらったお仕事をもう1度自分の中で整理して、どれが重要なポイントかを設定する必要がありました。

学校の課題だとそこが明確なので分かりやすいが、企業の依頼はそうではないのでそこを自分で考えるのが怖かったというのもあります。

一番大変だった時をどう乗り切りましたか?

修正依頼が地味に積み重なって大変な時もありました。

私は結構割り切ってやるタイプでして、向こうも専門家ではないので変えたいところが出てくるのは当然だと思っていました。いろいろ大変でしたが、最終的に良いものができればよいかなと思って取り組んでいました。

一方で修正依頼をもらっても、”デザイン的な視点でそれは良くないかも”というのをちゃんと先方に言わせてもらいました。担当の人もそういうことは全然言ってねという感じだったので、先方からすごい修正(意見)をもらえたのは、むしろ嬉しかったです。

■学んだこと・感じたこと・今後に活かせそうなこと

依頼をしてくださったことと自分のデザインが乖離をしないように、コミュニケーションを取ることが大事だと思いました。

「今こうなっていますが、こういうふうに変えてもいいですか?」「こう言う意図があってこうしています」など感覚ではなく背景をしっかりと話し合いができてことがよかったです。

どちらかの一方通行にならないことを大事にしていきたいと思っていました。

2、3回ぐらい担当の方と直接電話もしました。

電話の方が向こうの考えが文面よりかは、ぽっと出たこととかをしゃべってもらえるので、電話して「あ、なるほど」とか「こう思っていたんだ」ということが結構ありました。

最後に、活動全体を通じていかがでしたか?

な1ヶ月でした。メールしたり電話したり何度も修正を出したり忙しかったには忙しかった。

でもやり終わってみて、苦ではなかったです。。こういう仕事が好きなんだなと思ったし、次回はこうやってみたいと思える機会でした。

こういう活動って、初めてやった人は立場(年齢)の上の方から、言われたことをそのまま鵜呑みにしてしまうことが多いと思う。

「それはどうなのかな?」と自分と同じ立場にたって考えてくれる人の存在が大切。

大学生もお仕事をうけとったからには、同じ立場で動いていいんだよということをいってくれると意見を言えたり、自信につながることがわかりました。

終了後、建設局にお伺いして完成のご報告と今回の機会のお礼に伺いました。

(その時のお写真がこちら)

有馬さん、今回はお疲れ様でした。

また機会をいただきました建設局の塚田様、袴田様、野口様も合わせて感謝申し上げます。

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